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すい臓がんの病期(ステージ)

Q.病期(ステージ)について教えてください

A.すい臓がんの進行度を表す病期は、がんの大きさや広がり、リンパ節や血管、ほかの臓器への転移の有無によって0期~Ⅳ期の7段階に分類されます。
病期を知ることは治療方針を立てるために重要です。


 すい臓がんの多くを占める膵管がんは上皮内細胞から発生し、細胞の壁を突き破って膵管やすい臓の外へ広がっていきます。病期(ステージ)とは、がんの進行度を表す指標です。すい臓がんの病期は、がんの広がり、リンパ節やほかの臓器への転移の有無によって、0期、ⅠA期、ⅠB期、ⅡA期、ⅡB期、Ⅲ期、Ⅳ期の7段階に分けられます。がんの進行は数字が大きくなることで示します。0期は上皮内細胞の中にがんがとどまった非浸潤がんで、上皮内がんとも呼ばれます。Ⅰ期以降は上皮内細胞より外へがんが広がった浸潤がんで、Ⅲ期はすい臓近くの主要な動脈を巻き込んでいる状態、Ⅳ期はほかの臓器に転移のある状態です。
 すい臓がんでは画像診断の進歩や早期発見を目指す研究の成果により、0期に相当する非浸潤がんがみつかるようになってきました。
 日本膵癌学会の「膵癌登録報告2007」によると、すい臓がんの人の70%以上が、離れたリンパ節かほかの臓器への転移がある状態でみつかっています。それでも、治療法の進歩により、切除手術ができない人の治療成績も徐々に改善しています。

すい臓がんの病期

参考資料

もっと知ってほしいすい臓がんのこと 2020年版,pp.6

公開日:2022年1月21日 最終更新日:2022年1月21日

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