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Patient’s Voice ~卵巣がん患者さんの声~

Patient’s Voice ~卵巣がん患者さんの声~

卵巣がん体験をされた方が、診断時・治療中や治療後に何を思っていたのか、ご自身の体験を語っていただいた情報を掲載しています。

Patient’s Voice ~患者さんの声①~

「がんなんかに負けるものか」
先生を信頼し、精一杯治療しようと思った

 下腹部の固いしこりに気づき受診しました。症状から覚悟はしていましたが、やはり先生の言葉は「99%卵巣がんでしょう」でした。でも、私は先生を信頼できましたし、悪いものがあれば取ってしまおう、がんなんかに負けるものかって、そのとき、思いを強くしました。入院して同室の人にも「くよくよしても仕方がない。今は精一杯治療して頑張ろう」って言っていました。プラス思考でいることが大事だと思います。
(63歳・診断から4年目)

Patient’s Voice ~患者さんの声②~

術後、生理が来たときは本当にうれしかった

 卵巣がんと聞いたときは、自分がまさか……とショックでした。結婚したばかりで、子どもができなくなるという不安もよぎりました。私の場合、片方の卵巣を残せましたが、抗がん剤治療で機能が失われている可能性もあったので、生理が来たときは本当にうれしかったです。今は仕事にも復帰し、普通の生活を送っています。夫は「卵巣が残らなかったとしても、それはそれなりの人生があっただろう」と言っています。
(31歳・診断から3年目)

Patient’s Voice ~患者さんの声③~

「抗がん剤治療、つらかったら我慢しないで」との言葉で安心して治療に。
それに時間が経てば体は元の状態に戻りました

 抗がん剤治療では、看護師さんから「つらいことがあったら我慢しないで言ってください」と言われました。治療中、体が動かず、しんどいときもありましたが、湿布やホットパックで温めてもらったり、吐き気がひどいときは吐き気止めを処方されたりしました。
 今は痛み止めや吐き気止めで、いい薬が出ているようで心配はしませんでした。それに、ずっとつらいわけではなく、時間が経てば体は元の状態に戻っていくんですね。細やかに対処されるので安心して治療を受けられました。
(50歳・診断から2年目)

Patient’s Voice ~患者さんの声④~

娘のためにも遺伝子検査は受けてよかったです

 43歳でステージⅢの卵巣がんが見つかりました。若い世代の卵巣がんは遺伝の可能性もあると言われ、医師の勧めで遺伝子検査を受けました。結果はBRCA1陽性。9歳になる娘には病気を理解できる年齢になったら結果を伝え、遺伝子検査を受ける選択は本人の意思を尊重しようと思います。娘も陽性であれば対策を考えられます。検査をしてよかったと思います。
 私は手術の前後に抗がん剤治療を行い、手術では子宮と卵巣、転移した腸の一部を切除し、これも生きるためと覚悟して人工肛門を造設しました。女性特有のがん経験者で作る団体のオンライン患者会で情報を交換、SNSでつながった同病の人からの励ましにも支えられました。
(43歳・診断から1年目)

Patient’s Voice ~患者さんの声⑤~

いちばん怖いのは再々発や転移、患者と医師がともに歩めば道は開けるはず

 再発後の抗がん剤治療がつらくて、ほかの治療法を求めて免疫療法を調べたり、ホスピスを見学したりしました。やはり再々発がいちばん怖いです。どこか体調が悪くなるとすぐ再々発や転移に結びつけてしまいます。でも、医療は日進月歩。そのときどきの気持ちを担当医に包み隠さず話すと、次の治療戦略を一緒に考えてくださいます。患者と医師がともに歩むことで、きっと道は開けます。あきらめないことです。
(69歳・診断から9年目)

参考資料

もっと知ってほしい卵巣がんのこと 2021年版,pp.9,11,13,14,15

公開日:2022年1月21日 最終更新日:2022年1月21日

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