知っておきたい 卵巣がん医学用語集
知っておきたい 卵巣がん医学用語集
腫瘍
組織のかたまり。良性と悪性がある。
良性腫瘍
がんではない腫瘍のこと。無限に増殖したり、ほかの臓器に転移したりすることはない。
境界悪性腫瘍
良性と悪性の中間的な性質をもつ腫瘍のこと。無限に増殖したり、ほかの臓器に転移したりすることはほとんどないが、まれに再発や転移をすることがある。
悪性腫瘍
がん化した腫瘍のこと。無限に増殖し、ほかの臓器に転移して生命に著しい影響を及ぼす。
組織型
細胞組織のどの部分ががん化し、どのような形(顔つき)なのかを顕微鏡で調べてタイプ分けしたもの。
転移
がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗ってほかの臓器に移動し、そこで広がること。
リンパ節
病原菌や異物による感染と闘うための小さな豆状の器官で、免疫を担うリンパ球が集まっている。体中にあり、リンパ管でつながっている。
バイオプシー(生検)
組織を採取して、がん細胞があるかどうかを顕微鏡で調べる検査。
CA125(腫瘍マーカー)
体内にがんができると、そのがんに特有のタンパク質が大量につくられ血液中に出現する。その数値を調べることが診断に有効とされる。卵巣がんではCA125が最も感度の高い腫瘍マーカー。
子宮摘出術
子宮を切除して摘出する手術。
薬物療法
抗がん剤や分子標的薬などを使って、がん細胞を攻撃する治療法。
放射線療法
高いエネルギーの放射線を使って、がん細胞を攻撃する治療法。
予後
病状(またはがんの状態)がどのような経過をたどるのかという見込みや予測。
参考資料
もっと知ってほしい卵巣がんのこと 2021年版,pp.19
公開日:2022年1月21日 最終更新日:2022年1月21日