血漿交換とは
Q.原発性マクログロブリン血症で起こる過粘稠度症候群などに対する血漿交換について教えてください
A.血漿交換は、体外に血液を取り出して病気の原因となっている物質を取り除き、再び体内に戻す治療法です。
過粘稠度症候群を起こしたときには、できるだけ早く血漿交換を行う必要があります。
血漿交換が必要になるのは、過粘稠度症候群(図表6)が生じたときです。また、抗CD20抗体薬のリツキシマブを含む治療をする場合に、血清IgM値が4000㎎/dLを超えているときには、一時的に血清IgM値が上昇するIgMフレアが起こる恐れがあるので、血漿交換をしてから薬物療法を行います。
原発性マクログロブリン血症に対する血漿交換では、ベッドに横になり、採取した血液を血漿成分と血球成分に分けて、血漿中のIgMを除去し、置換補充液を加えて体内に戻します(図表7)。
血漿交換後は速やかに薬物療法を開始することが重要です。血漿交換は、薬物療法と併行して繰り返し行われることもあります。薬物療法開始後も、症状のある過粘稠度症候群、クリオグロブリン血症、寒冷凝集素症が起こったときはできるだけ早く血漿交換を実施し、血清IgMの増殖による症状を軽減させます。
参考資料
もっと知ってほしい原発性マクログロブリン血症のこと 2025年版, p.9


