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胃がんの検査

Q.胃がんが疑われたらどのような検査をするのですか

A.胃がんが疑われたら、精密検査として内視鏡検査を行い、組織を採取して病理検査を行います。胃がんと確定したあとは治療方針を決定するために、胃がんの深さ (深達度)や、リンパ節やほかの臓器への転移の有無を調べる検査を行います。


 内視鏡は先端に小型カメラのついたチューブ状(直径0.5~1㎝程度)の医療器具で、口や鼻から胃の中に挿入し、胃の内部を直接観察します。異常が認められた場合は組織を採取(生検)して顕微鏡で調べ、診断を確定します。近年では、高度な画像処理によって粘膜層表面の模様や血管の輪郭などを強調する画像強調内視鏡も用いられています。

 さらに、病期(ステージ)(「胃がんの病期(ステージ)と治療方針」ページ参照)を判定するために、がんの深さ(深達度)や、リンパ節やほかの臓器への転移の有無を確認します。がんの深さの診断は、内視鏡やCT(コンピュータ断層撮影)検査によって行われますが、 超音波内視鏡(EUS)が使われることもあります。リンパ節やほかの臓器への転移の有無は、胸部や腹部のCT検査や腹部超音波検査で診断します。CT検査で判断が難しい場合はPET(陽電子放射断層撮影)検査が行われることもあります。がんの部位や広がりをより正確に知るために、バリウムを飲んでX線撮影する造影検査を行うこともあります。

 腹膜転移の疑いがあり、CT検査で診断がつかない場合は、審査腹腔鏡検査を行います。全身麻酔下で、腹部に開けた小さな穴からカメラを挿入し、腹膜転移の有無を観察します。同時に腹腔内を洗浄した液や腹水を採取し、がん細胞の有無を調べる腹腔洗浄細胞診も行います(図表2)。

胃がんの検査と治療方針決定までの流れ

参考資料

もっと知ってほしい胃がんのこと 2026年版,p.5

公開日:2026年2月27日 最終更新日:2026年2月27日

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