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大腸がんの再発

Q.再発とはどのような状態のことですか

A.手術でがんをすべて切除できたと判断されても、手術で切り取った範囲の外に“飛び火”(転移)した少量のがん細胞が残っていることがあります。
手術後、その残っていたごく小さながんが少しずつ大きくなり、目に見える(画像に写る)大きさになって現われることを、がんの「再発」といいます。


●定期検査が大切

 大腸がんの再発は、手術から数か月で再発することもあれば、何年も経ってから再発することもあります。大腸がんが再発した患者さんのうち、約80%が手術から3年以内、95%以上が5年以内に再発が見つかっています。このため、手術を受けてから最低5年間は、定期的に検査を受ける必要があります(図表19)。

大腸がん手術後の定期検査

 再発が起こっても、早期に発見できれば再び手術を行うことで完治する可能性があります。手術で切除することができなくても、薬物療法や放射線療法により生存期間を延ばすことが期待できます。定期検査を怠ると、再発の発見が遅れ、適切な治療を受けるタイミングを逃してしまう可能性があります。定期的に受ける検査の種類や間隔は、ステージや患者さんの状態によって若干異なりますが、医師の指示に従って、きちんと定期検査を受けるようにしましょう。

●一人で悩みや不安を抱え込まずに相談を

 再発を告知されたときは、初めてがんと告げられたときよりも強いショックを受けるかもしれません。しかし、大腸がんの場合は、再発を繰り返しても元気に生活している人がたくさんいます。治すことが難しい場合も生活の質を保つことを重視し、がんの症状を和らげる薬物療法や緩和ケア(大腸がんのケア)が行われます。担当医とよく相談し、治療に関する患者さん自身の希望をしっかり伝え、前向きに治療を受けることが大切です。悩みや不安、痛みなどは一人で抱え込まず、担当医はもちろん、家族や親しい友人、知人、医療相談室のスタッフなどに伝えましょう。

参考資料

もっと知ってほしい大腸がんのこと 2021年版,pp.22

公開日:2022年1月21日 最終更新日:2022年1月21日

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