慢性骨髄性白血病の病期
Q.慢性骨髄性白血病の病期について教えてください
A.CMLには慢性期、移行期、急性転化期の3つの病期があります。慢性期には自覚症状がない場合が多く、適切な治療を受けずに5~6年経過すると、白血病細胞が増殖して移行期へ、さらには治療が難しい急性転化期へと進行します。
病期は病気の進行度を表す指標で、世界保健機関(WHO)が分類基準を示しています(図表5、6)。体内の白血病細胞の数が少なく自覚症状が乏しい慢性期に病気に気づかなかったり治療せずに放置したりすると、3~5年で移行期へ、そして急性転化期(急性期)へと進行します。
移行期と診断されるのは、治療が効かず白血球数や血小板数が増加したとき、あるいは脾臓の腫れが持続したとき、末梢血の好塩基球割合が20%以上になるか、診断時にフィラデルフィア染色体以外の付加的な染色体異常がみられるときです。
治療の進歩により、急性期への進行(急性転化)はかなりまれになりましたが、急性転化期は命に関わる状態であり、急性白血病に準じた治療が必要です(「慢性骨髄性白血病の治療」参照)。
参考資料
もっと知ってほしい慢性骨髄性白血病のこと 2025年版, p.7


