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多発性骨髄腫のタイプと病期(ステージ)

Q.多発性骨髄腫のタイプと病期(ステージ)について教えてください

A.血液中や尿中のM蛋白、骨髄腫細胞の量、症状の有無によって、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症、無症候性骨髄腫、症候性骨髄腫などに分類されます。進行度を表す病期はⅠ~Ⅲ期の3段階に分けられます。


 多発性骨髄腫は、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)、無症候性骨髄腫(くすぶり型)、症候性骨髄腫の3つのタイプに分けられます。意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症と無症候性骨髄腫は、血液中などにM蛋白、骨髄中に形質細胞がみられるものの、症状や臓器障害がない状態です。また、関連疾患としてM蛋白はみられないものの同じような症状がみられる非分泌型骨髄腫、骨やそれ以外の組織に骨髄腫細胞の塊がある孤立性形質細胞腫および多発性形質細胞腫があります。末梢血中に骨髄腫細胞があると形質細胞性白血病に分類されます(図表5)

骨髄腫および関連疾患の判断基準

 病気の進行度は、血清中のアルブミンとβ2ミクログロブリンの数値によってⅠ〜Ⅲまで3段階の病期で分類します。数字が大きいほど病気が進行した状態です(図表6)。臨床試験などでは、改訂版国際病期分類による病期が用いられることがあります(図表7)。治療法の選択や今後の見通しを知るため病気のタイプや病期を把握しておくことが重要です。

多発性骨髄腫の国際病期分類(ISS)
改訂版国際病期分類(R-ISS)

参考資料

もっと知ってほしい多発性骨髄腫のこと 2021年版,pp.7

公開日:2022年6月8日 最終更新日:2022年6月8日

BOOKLET多発性骨髄腫のタイプと病期(ステージ)に関する冊子