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CNJ活動報告

【医療者対象ハイブリッドセミナー】もっと話そうがんと性(セクシュアリティ)のこと

がんの進行や治療は、性生活・ 妊娠・出産といった性機能や生殖機能に影響を与えることがあります。しかし、患者さんやパートナーからだけでなく、医療者からも話しづらいテーマの一つです。医療者としての知識と理解を深め、今日から何ができるのか、ともに考え、学ぶ機会として「もっと話そうがんと性(セクシュアリティ)のこと」を開催しました。

当日、会場への参加者は10名、オンラインでは181名のご参加があり、合計191名の方にご参加いただきました。

アンケートは1月31日まで受付中。結果がまとまり次第公開いたします。
アーカイブ動画は準備ができ次第、医療従事者限定では公開いたします。

プログラム

14:00~14:25 講演①
がん治療と性(セクシュアリティ)
14:25~14:40 講演②
がん手術治療と男性の勃起障害について
14:40~14:55 大腸がん・直腸/肛門がん経験者が語る
「がん」よりもつらかったこと
14:55~15:10 子宮頸がん・子宮体がん経験者が語る
見て見ぬふりをしてきた性について私が思うこと
15:10~15:15 休憩
15:15~16:00 パネルディスカッション
みんなで考えよう!
がん患者・パートナーへのセクシュアリティ支援

講演① 14:00-14:25(25min)
がん治療と性(セクシュアリティ)

がん治療の内容によっては、治療後の性機能や性生活へ影響を受けることがあります。どのような影響があるのかについて解説しながら、患者・パートナー・医療者がともに話し合うための取り組みについて紹介します。

【講演者】
渡邊 知映(わたなべ ちえ)先生 昭和大学保健医療学部 教授

東京大学大学院医学系研究科博士後期課程修了(保健学博士)日本赤十字社医療センター、がん研有明病院化学療法科、東京慈恵会医科大学看護学科専任講師、上智大学看護学科准教授を経て2020年4月より現職。日本がん・生殖医療学会理事、第5回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会会長。若年乳がん患者コミュニティスタイル世話人。専門はがん看護学。モディリアーニと東北の温泉をこよなく愛しています。

講演② 14:25-14:40(15min)
がん手術治療と男性の勃起障害について

勃起障害は男性性機能障害のひとつであり、さまざまな原因が指摘されています。骨盤にある臓器などの手術を行った後に勃起がうまくいかなくなることがあります。今回はがん手術の“副作用”による勃起障害にフォーカスを当ててお話をします。

【講演者】
山岸 元基 (やまぎし もとき)先生 昭和大学藤が丘病院 泌尿器科 助教

2012年3月昭和大学医学部卒業。学生時代は医学部スキー部に所属。同年4月より昭和大学藤が丘病院で初期臨床研修。2014年4月より昭和大学藤が丘病院泌尿器科入局。2016年4月昭和大学大学院医学研究科入学し2020年3月に博士(医学)取得。日本泌尿器科学会専門医や日本性機能学会専門医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、がん治療認定医などの専門医を取得。研究分野では性機能障害や泌尿器腫瘍治療(前立腺癌)を中心として学会活動を行なっている。

体験談① 14:40-14:55(15min)
大腸がん・直腸/肛門がん経験者が語る
「がん」よりもつらかったこと

27歳でステージ4のがんを経験し、思いもよらない宣告、そしてあまりにも理不尽な経験。15年の歳月で心の奥底にしまい込み誰にも話せなかった。やっと話せるようになったからこその悩み苦しみを本音で話をさせていただきます。

【講演者】
柿本 聡(かきもと さとし)さん 語り合いカフェ安曇野 主宰

3歳で首下80%の熱傷を受傷、学生時代にいじめなど経験。
介護福祉士として老人介護の仕事に携わるかたわら、柔道指導者として後進の指導にあたる。27歳の時に大腸がん・直腸がん・肛門がんで末期の診断を受ける。幾たびもの大手術を経て、現在に至る。がんやオストメイト(人工肛門)の理解啓発で若手のリーダーとして活動。講演のほかメディアにも多数出演している。

体験談② 14:55-15:10(15min)
子宮頸がん・子宮体がん経験者が語る
見て見ぬふりをしてきた性について私が思うこと

30代で2度の子宮がんを経験し、子宮を失った事をきっかけに性交渉を持たずに10年以上過ごしてきました。手術や抗がん剤治療で体に大きな変化があった事が理由の一つですが別に必要ないかもと、パートナーの理解も得ながらここまできました。現在地での気持ちや悩み、不安などを率直にお話しします。

【講演者】
原 千晶(はら ちあき)さん 婦人科がん患者会 よつばの会 代表

1974年北海道生まれ 1994年20歳の時に第21代クラリオンガールに選出され芸能界デビュー。
以降TVや雑誌等を中心にタレント、女優として活動。
2005年30歳の時に子宮頸がんと診断を受ける。医師から子宮の全摘を勧められるが、踏み切れず温存。2009年35歳の時に再び子宮にがんが見つかる。2010年1月より手術と抗がん剤治療を行う。2011年自身のがん経験をもとに婦人科がん患者会「よつばの会」を設立。
がん啓発に関わる講演会やイベントに積極的に参加している。
2020年3月に20年以上所属した事務所を退所し、現在はフリーで活動。
千葉県一宮町に移住し、プチ田舎暮らし生活を楽しみながら新しく始めた趣味である釣りに熱中する日々を過ごしている。

休憩 15:10-15:15(5min)

パネルディスカッション 15:15-16:00(45min)
みんなで考えよう!がん患者・パートナーへのセクシュアリティ支援

がん患者・パートナーへ明日からできる支援について、登壇者だけでなくご参加の皆さんと一緒に考えます。事前の質問もこちらで取り上げます。

【パネリスト】

渡邊 知映(わたなべ ちえ)先生  昭和大学保健医療学部 教授
山岸 元基(やまぎし もとき)先生 昭和大学藤が丘病院 泌尿器科 助教
柿本 聡(かきもと さとし)さん  語り合いカフェ安曇野 主宰
原 千晶(はら ちあき)さん    婦人科がん患者会 よつばの会 代表

 

本事業は日本対がん協会の協力による休眠預金活用事業です

 

「【医療者対象ハイブリッドセミナー】もっと話そうがんと性(セクシュアリティ)のこと」の様子

開催日 2023年1月21日(土)
開催時間

14:00 - 16:00

場所 現地会場:東京国際フォーラムG510 オンライン会場:zoom
参加費

無料

ご寄付はこちらから
募集人数 会場参加70名 オンライン参加500名
主催 NPO法人キャンサーネットジャパン
開催協力 公益財団歩人 日本対がん協会
企画・運営 NPO法人キャンサーネットジャパン