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もし大腸がんと診断されたらー最新の診断・治療についてー

大腸がんは、日本人に多いがんの一つですが、早期発見・早期治療により治癒が期待できるがんです。また近年は、内視鏡治療や腹腔鏡・ロボット支援手術、薬物療法などの進歩により、進行した大腸がんでも治療の選択肢が広がっています。本講座では、大腸がんの予防や検診の大切さに加え、最新の治療情報について専門医がわかりやすくお話しします。患者さんやご家族、健康に関心のある皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

10月18日(日) 14:00~16:50(開場13:30)
会場:大阪医療センター緊急災害医療棟3階 講堂(アクセス)

 

【プログラム】

総合司会:上田 芹莉さん(MBS アナウンサー)

開会挨拶

平尾 素宏 先生
(大阪医療センター 副院長)

大腸がんとは

加藤 健志 先生
(大阪医療センター 下部消化管外科 科長)

大腸がんの診断と内視鏡治療

村野 直子 先生
(医療法人むらのクリニック 副院長)

大腸がんの手術療法

河合 賢二 先生
(大阪医療センター 下部消化管外科)

直腸がんの最新治療

高橋 佑典 先生
(大阪医療センター 下部消化管外科)

大腸がんの薬物治療

長谷川 裕子 先生
(大阪医療センター 消化器内科)

トークセッション

加藤 健志 先生

村野 直子 先生

河合 賢二 先生

高橋 佑典 先生

長谷川 裕子 先生

閉会挨拶

加藤 健志 先生
(大阪医療センター 下部消化管外科 科長)

 

【登壇者プロフィール】

平尾 素宏 先生

大阪医療センター 副院長/外科総括部長/EBM研究開発部長がん療法研究開発室長

最近の社会の高齢化に伴い、様々な併存疾患を持つ手術対象患者が多くなっていますが、各診療科・部署の協力を得て最適な治療を提供しています。
専門領域:上部消化管外科、外科一般。資格・所属学会等:医学博士、日本外科学会 専門医・指導医、日本消化器外科学会 専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医、日本食道学会 食道外科専門医・食道科認定医、日本胃癌学会、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、臨床研修指導医、日本内視鏡外科学会、関西医科大学臨床教授、大阪大学医学部臨床教授

加藤 健志 先生

大阪医療センター 下部消化管外科 科長/キャンサーネットジャパン ブルーリボンアンバサダー

大腸癌は、早期発見と適切な治療により、治療成績の向上が期待できる疾患です。私は下部消化管外科を専門とし、結腸癌・直腸癌に対するロボット支援手術や腹腔鏡手術など、身体への負担を抑えた低侵襲手術に取り組んでいます。また、薬物療法を組み合わせることで、治療が難しい進行がんに対しても、患者さん一人ひとりの病状や生活背景、価値観に応じた最適な治療を提供することを大切にしています。
関西で唯一の大腸癌治療ガイドライン作成委員として診療の標準化に携わるとともに、国内外の研究機関と連携し、最新の治験や臨床研究、ctDNAを用いた再発リスク評価など、新たな診断・治療法の開発を牽引しています。患者さんとご家族に丁寧に向き合い、「当院で提供できない大腸癌医療はない」という覚悟を持って、関西における最後の砦として、安心と納得の得られる医療を提供してまいります。

村野 直子 先生

医療法人むらのクリニック 副院長

大腸がんは、ある日突然できる病気ではなく、その多くは良性のポリープが長い時間をかけてがんへと進行します。初期にはほとんど症状がないため、早期発見には便潜血検査や大腸内視鏡検査がとても大切です。便潜血検査で陽性となっても、がんではなく、将来がんになる可能性のあるポリープが見つかることも多く、内視鏡で切除することで大腸がんの予防につながります。最近ではAI(人工知能)を活用した内視鏡が普及し、小さな病変も見つけやすくなっています。また、内視鏡機器は進歩しておりますし、鎮静剤を使うことで、以前より楽に検査を受けられるようになりました。大腸がんは早期発見・早期治療で治せる可能性が高い病気です。症状がなくても定期的に検診を受け、便潜血検査で陽性になった場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。大腸内視鏡検査への抵抗感が少しでも和らぐようにお話ししたいと思います。

河合 賢二 先生

大阪医療センター 下部消化管外科

大腸癌は、検診の普及やそれによる早期発見によって内視鏡で切除することで治療できることも増えてきました。しかし、治療のために手術が必要になることも依然として多くあるのが現実です。私は大腸癌の治療を専門としており、特に大腸癌患者さんに対する腹腔鏡・ロボットを用いた低侵襲手術にこだわって診療を行っています。手術を受けることになった患者さんにとって一番大切なことは癌を治すためにしっかりとした手術を行うこと(根治性)であるのは間違いありません。その上で、少ない創・小さい創で手術を行うこと(低侵襲性)ができれば、体への負担も少なく術後の創も目立ちにくくなります。回復も早く、手術のあとに元の生活にもどるのも早くなります。そんな根治性を損ねることなく低侵襲で行う手術の実際について、できるだけわかりやすくお話しさせていただきます。

高橋 佑典 先生

大阪医療センター 下部消化管外科

直腸がんの治療は、長らく「手術後の再発をいかに防ぐか」との戦いでした。欧米での放射線療法や日本での側方リンパ節郭清、さらに術後の抗がん剤治療の進歩により、治る可能性(根治性)は大きく高まっています。一方で、手術による人工肛門(ストーマ)の可能性や、排便機能の低下といった生活上の課題は、いまも多くの方々を悩ませています。本セミナーでは、がんを根治する効果を保ちながら、手術をせずに直腸を残す最新の取り組み(臓器温存療法)についてお話しします。
専門領域 大腸がんの低侵襲手術、化学療法、集学的治療。資格、所属学会など:医学博士、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本大腸肛門病学会、日本内視鏡外科学会技術認定医、ロボット支援手術プロクター、米国消化器内視鏡外科学会FUSE資格取得、Train the Trainer Program for FUSE修了、Train the Trainer Program For Ultrasonically activated device Certificate修了、ENSENBLE試験NOM委員など

長谷川 裕子 先生

大阪医療センター 消化器内科

大腸癌の薬物療法は、近年、多くの薬剤の登場により多岐にわたっています。
分子標的薬や免疫療法、遺伝子検査に基づく個別化治療など、日々進歩するがん治療を安全かつ適切に提供できるよう努めています。患者さん一人ひとりの病状や価値観に寄り添い、「その人らしい生活」を大切にしながら、納得して安心して治療を受けていただけるよう、十分に相談を重ね、一緒に治療方針を考えることを心掛けています。

【司会プロフィール】

上田 芹莉さん

MBS アナウンサー

兵庫県西宮市出身。慶応大学卒 2025年入社。
入社1年目から「よんチャンTV」やラジオ「友近のおかえりなさい」に抜擢された。入社2年目の今は「よんチャンTV」の金曜日、「せやねん」(土)「どこいこ」コーナー、ラジオ「子ども音楽コンクール」を担当し、事件現場での中継からグルメバラエティーまで硬軟両面の幅広い活躍を見せている。幼少期の夢は「医者になること」。「危険物取扱者乙種第4類」「潜水士」など、多数の資格をもつ資格マニアでもある。

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公開日:2026年7月27日 最終更新日:2026年9月15日