女の子のからだの変化について知ろう

女の子のからだに起きる変化

思春期になると、女の子では、胸がふくらんできたり、わきの下や性器のまわりに毛が生えてきたりします。月経が始まるのもこの頃です。

顔や性格がちがうように、成長も人それぞれですが、ほかの女の子たちは胸がふくらんできたり、月経が始まったりしているのに、自分はまだ大丈夫かな?と不安になったり、逆に自分のからだが女性らしくなっていくことをイヤだなぁと感じたりすることもあるかもしれません。心配しすぎる必要はありませんが、自分のからだやこころの中に心配なことが出てきたら、お母さんや保健の先生、身近なお医者さん、周囲の信頼できる大人に相談してみましょう。

女の子の性器について

女の子の性器には、やわらかくふっくらした左右一体の皮膚のひだである大陰唇、大陰唇の内側にあるうすくひらひらとした小陰唇、おしっこの出口(尿道口)と肛門、その間にある腟口(腟の入口)などがあります。

腟口からつづく筒状の腟は子宮につながり、月経の時の血の通り道になったり、赤ちゃんが生まれる時の産道になったりします。子宮から左右に手のように伸びた卵管の先に卵巣があります。卵巣には、いのちのもとになる卵子が入っています。

思春期になると、自分で自分の性器やからだをじっくり見たりさわったりして気持ちよくなる自慰(マスターベーション)への興味も出てきますが、自分のからだのことをよく知ることにつながり、けっして悪いことではありません。ただし、デリケートな場所なので、清潔に大切に扱いましょう。

 

月経とは

月経のしくみ

月に1回くらい、卵巣から卵子が出されると、それに合わせて、子宮の内側のまくが栄養たっぷりの血液をふくんでふかふかのベッドのように厚くなっていきます。赤ちゃんのもとである受精卵はこのベッドで育ちますが、受精卵がやって来なかった場合、ベッドは要らなくなるため、はがれ落ちて、からだの外に出てきます。このしくみを月経といいます。生理と呼ぶこともあります。初めての月経を初経といいます。

月経は女の子のからだが赤ちゃんを産む準備を始めたあかしですが、始まったばかりの頃は周期や量もまちまちで、安定してくるのは20歳頃です。月経の期間は大体3~7日で終わります。初経が来たら、いつ月経が来ても大丈夫なように、ナプキンを用意しておくのもよいですね。でも学校で急に月経になったとしても大丈夫。保健室の先生に相談しましょう。

月経の前から月経の間は、イライラしたり、頭が痛かったり、熱っぽかったりすることがあります。眠くなったり、お腹が痛くなったりすることもあれば、便秘やニキビに悩まされることもあります。月経がなんだかイヤなものや面倒なものに感じてしまうかもしれませんが、大切なからだのしくみの一つです。月経の時には、無理をしないで、いつもより自分にやさしくしてあげるのもよいかもしれませんね。

月経が始まったということは、大人のからだになろうとしているということ、つまり、きみが何歳だったとしても赤ちゃんを妊娠する可能性が出てきたということでもあります。でも、赤ちゃんが産めるからだになったということと、赤ちゃんを産んで育てられるということはちがいますよね。月経が始まったら、自分のからだのことをよく気にかけて、自分のからだや生活を守れるようにしていけるといいですね。


出典:小冊子『もっと知ってほしい からだのこと性のこと』より転載
監修:北村 邦夫 (一般社団法人日本家族計画協会理事長 産婦人科医)
三浦 絵莉子(聖路加国際病院こども医療支援室チャイルド・ライフ・スペシャリスト)

※性教育の小冊子は無料でダウンロードが可能です。