容姿の変化

がんの治療が始まると、人によって違いはありますが、様々な外見の変化が現れます。主治医から「抗がん剤治療を始めます」と告げられたら、あなたは真っ先に何を思い浮かべますか。脱毛など、外見の変化を不安に思われる方も多いのではないでしょうか。ここでは、がん治療に伴う容姿の変化に対して、先輩サバイバーや専門家のアドバイスを紹介していきます。

監修:野澤 桂子 先生
国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター センター長

「手術による傷あと、抗がん剤治療や放射線治療による脱毛・皮膚障害など、がんの治療によって外見が変化することは、患者さんにとってとても辛いことです。残念ながら、これらの症状を解決する予防法や治療法はほとんどありません。また、決定的に優位なケア用品や化粧品などの日常整容品もないのが現状です。
しかし、多くの患者さんは、「個々の症状」ではなく、「この症状から病気がばれて、今まで通りの対等な人間関係でいられなくなってしまうのではないか」、と悩んでいることがわかってきました。外見をどう見せるかは、その人らしさの表現にほかなりませんし、快適に生活するための手段の一つでもあります。したがって、隠さなくてもその人らしく、人と関わりながら生活をしていられるのなら、そのままでも大丈夫です。でも、ウィッグや化粧で少しカバーするだけで、安心して気分が明るくなることもあります。そしてこれを機に、今までしたことなかったオシャレを楽しむことも、素敵です。」

治療中でも元気に見えるメイクのコツ

山崎 多賀子

山崎 多賀子さん 美容ジャーナリスト

会社員、編集者を経て、フリーに。永年美容や健康に関する取材、執筆を続ける。2005年、44歳で乳がんが発覚。右乳房を全摘出、抗がん剤、分子標的薬治療、ホルモン療法を終了。自らの体験から外見と心の関係に着目。美容の知識を生かし、がん患者のためのメイクセミナーもライフワークに。NPO法人キャンサーネットジャパン認定乳がん体験者コーディネーター。NPO法人キャンサーリボンズ理事。乳房の健康の応援団「マンマチアー」を仲間と立ち上げ、月に一度のセミナーなど主催している。

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