NPO法人キャンサーネットジャパン > test+COVID-19に関するがん患者と家族のためのQ&A


新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、がん患者さんやご家族が不安なこと、特に気を付けたいこと、疑問、質問に対し、キャンサーネットジャパンの理事をはじめアドバイザリーボードメンバー、その他多くの医療関係者にご協力いただきお答えいただきました。
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「COVID-19に関するがん患者さんと家族のためのQ&A」質問と回答集

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Q39:レムデシビルが特別承認されたとはどういうことですか。がん患者も使えるのでしょうか
患者

Q39:レムデシビルが特別承認されましたが、特別承認とはどういうことでしょうか。がん患者も使えるのでしょうか。
患者

A:
特例承認については
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58829500X00C20A5MM8000/
などを参照下さい。
一般には、国内で薬剤が使用できるためには国内の承認プロセスを得る必要がありますが、今回は米国の規制当局の判断を利用して早期に日本でも承認したと言うことです。
レムデシビルは、がん患者でも使えますが、そもそも使えるかどうかは、コロナ感染症の重症度などに応じて決まります。

2020.05.19up

Q38:がんサバイバーは基礎疾患ありと認められますか
60代・食道がん、肺がん・千葉県

Q38:がんサバイバーは基礎疾患があると認められるのでしょうか。行政のホームページを見ると、症状が出てから検査して入院治療まで10日間位かかると書いてあります。早めに処置して貰えず亡くなっている方もいるようですので、大変不安に感じています。
60代・食道がん、肺がん・千葉県

A:
「基礎疾患」は、一般に肺気腫、喘息などの慢性呼吸器疾患、高血圧を除く心不全などの慢性心疾患、慢性腎疾患、慢性肝炎を除く慢性肝疾患、血液疾患、神経/神経筋疾患、糖尿病、小児領域(子ども)の慢性疾患、そして悪性腫瘍、慢性リウマチ、膠原病などの疾患や治療に伴う免疫抑制状態に分類されます。

一方、「がんサバイバー」とは、がん治療を終えた方だけでなく、がんと診断されたばかりの方や、治療中や経過観察中の方なども含む、すべての「がんを体験している、体験した人」のことです。

がんサバイバーの中で「基礎疾患」を有する方は、現在治療中もしくはその副作用等で免疫状態が下がって病悩されている方に絞られます。
従って、ご質問の「がんサバイバーは基礎疾患があると認められるのでしょうか」のお答えは、「いいえ」となります。
ご自分の免疫状態に心配、不安のある方は、主治医、かかりつけ医の先生に一度確認されると良いと思います。

いずれにしても、人と人との距離を取ること、外出時のマスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒の励行、家やオフィスの換気を十分にすること、十分な睡眠とバランスの良い食生活、適度な運動などで自己の感染予防対策をしっかりしていただくことが重要です。そして、ご自身が感染を避けるだけでなく、他の人に感染させないように徹底しましょう。

2020.05.27up

Q37:がん患者は治療中にワクチン接種をしても大丈夫ですか
50代・肺がん

Q37:新型インフルエンザが流行ったときは、次のシーズンにはワクチンができていたような気がします。今回の新型コロナウイルスワクチンも、早い段階でワクチンが摂取できるようになるのでしょうか。がん患者は治療中にワクチン接種をしても大丈夫でしょうか。
50代・肺がん

A:
COVID-19については、どのようなワクチンが開発されるかまだ分からない状態です。
ちなみにがんの患者さんのインフルエンザワクチンの予防接種については「国立がん研究センター がん情報サービス」の「がん患者さんのためのインフルエンザQ&A」をご参照ください。

がん情報サービス:
https://ganjoho.jp/public/support/infection/infulenza.html

2020.05.19up

Q36:乳がんのステージⅡです。COVID-19予防のため治療の順番が変わりました
40代・乳がん・大阪府

Q36:乳がんのステージⅡと診断されました。医師から、通常であれば、術前化学療法→温存手術→放射線治療だが、COVID-19のことがあるので、温存手術→術後化学療法→放射線治療をしましょうと説明を受けました。
COVID-19のことは心配ですが、だからと言って、通常ではない順番で治療を受けるのも心配です。主治医はいろいろ考えてくださっての提案なのでしょうが、どこの病院でも同じような判断をされているのでしょうか。セカンドオピニオンにも行けない状況の中、とても不安です。
40代・乳がん・大阪府

A:
ステージ2の乳がんでは、治療の順番と予後には差はなく、術前化学療法と手術のどちらが先でも「治る=再発しない」という可能性は全く同じです。化学療法を先にするメリットは、しこりが小さくなることで乳房切除が必要であったけれども乳房温存ができるようになるということです。他には治療の効果が目に見えてわかるというのがありますが、治りやすくなるということとは無関係です。ご質問の中に、手術を先にする場合でも乳房温存術と書かれているので、どちらを先にしても差はないということになります。一方で、新型コロナウイルス感染の危険性がある状況においては、院内感染が起きて化学療法を中断せざるを得なくなったり、白血球・好中球数が減少して一般的な感染を起こしやすくなったり、体力が低下したりする危険もあります。そこでそれぞれの病院の状況に応じて、患者さんの何が最善かを考慮しながら治療の順番を検討しています。したがって、治療の順番については安心して受けていいのではないかと考えます。
2020.05.19up

Q35:掃除をするときに気をつけることはありますか
40代・肺がん・東京都

Q35:感染が怖いので、自分が触りそうなところはアルコールで拭くようにしていますが、感染予防として、掃除をする時に気をつけることはありますか?
40代・肺がん・東京都

A:
ご家庭内でよく触れる部分の清掃、消毒(ドアノブ、スイッチ、手すり、リモコン、電話、携帯電話など)は重要です。厚生労働省では、ご家庭にある次亜塩素酸ナトリウムの利用を勧めています。(塩素系消毒薬を自宅で作成される場合は正しい濃度で換気をした上で「物の表面」消毒に使用してください。濃い濃度は人体へ悪影響を及ぼすことがあります。次亜塩素酸ナトリウムを噴霧したり、いわゆる”空間除菌”などの用途に用いることは推奨されていません。)特にご家庭内に風邪の症状など体調不良の方がいらっしゃる場合には掃除の頻度を増やすこともお勧めします。加えて、外出からの帰宅後など手が汚れている場合は、ご家庭内のものを触れる前にしっかりと手を洗うことも重要です。

以下の厚生労働省や東京都感染症情報センターのウェブサイトが参考となります。(クリックするとPDFが開きます)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614437.pdf

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/respiratory/ncov/disin.pdf

2020.05.19up

Q34:家族と一緒に大皿で食事するのは良くないですか。入浴の際は湯を入れ替えた方がいいですか
患者家族・50代・大腸がん・埼玉県

Q34:夫が大腸がんの治療中です。食事について教えてください。高齢の両親と同居していますが、家族揃って大皿で料理を食べるのはよくないのでしょうか。そして、食事の時間も分けて別々に食べるほうがいいのでしょうか。入浴についてはお湯の入れ替えなど気にしなくてもいいですか
患者家族・50代・大腸がん・埼玉県

A:
大変ご心配のことと思います。
同様の質問がこのページの「Q.4」にも寄せられています。
そちらもご参照ください。
また、厚生労働省 新型コロナウィルスに関するQ&A(一般の方向け)にも同様の情報が掲載されていますのでこちらもご参考になれば幸いです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
2020.05.19up

Q33:COVID-19拡大の影響で手術が延期になりました。大丈夫でしょうか
30代・乳がん・神奈川県

Q33:2月に針生検し、3月に1.7cmの充実性浸潤性乳管がん、トリプルネガティブ、グレード3、ki46%、と診断されました。
その後に4月には2.1cmになり、加えて少し離れたところに数mmの小さな影があると言われました。悪性度も高く、進行度も早いと聞いていたのに、コロナ影響で手術が今月末にまで伸びてしまいました。針生検からこんなにも手術が伸びてしまって、病状が進行してしまうのではないでしょうか。
30代・乳がん・神奈川県

A:
診断から手術までの期間は3か月以内が望ましいとされています。理由なく手術を延ばすことはよくありませんが、新型コロナウイルス感染が拡大した状況においてなので3月に診断がついての5月末の手術は、なんとか再発の危険性が変わらない状況で治療を受けられると考えていいでしょう。
2020.05.19up

Q32:PCR検査せずに移植をしても大丈夫でしょうか
60代・多発性骨髄腫・東京都

Q32:昨年末より抗がん剤治療を始め、今月末より自家移植のため入院をしますが、その際コロナのPCR検査は行わないと主治医から言われました。現在の制度では、移植治療前でも症状がなければ検査はできないとの説明でしたが心配です。PCR検査をせずに移植をうけても大丈夫なのでしょうか。
60代・多発性骨髄腫・東京都

A:
自家移植を目前に控えご心配のことと思います。結論からいうとPCR検査は必ずしも必要ないと考えられます。PCR検査にはこれまでの報告から約30%程度の偽陰性(すなわち、検査は陰性だったがCOVID-19に感染している)が起こり得ると言われています。PCR検査を行ったから安心とは言い切れません。
また患者さんがご心配されているのと同様に、医療機関でもCOVID-19に感染した患者さんが入院して治療を受けるにあたっては、他の患者さんへの影響も考慮して細心の注意を払っています。具体的には、入院する前1−2週間の体調や身の回りに発熱や呼吸器症状のある方がいらっしゃらなかったかなどの問診、入院する前(もしくは入院直後)の血液検査や胸部レントゲン、CT検査などによって限りなくCOVID-19感染の可能性が低いことを確認してから治療に進みます。
病状が安定しており、自家移植を何ヶ月か待てる場合には待つという選択肢もあるかもしれません。ただし、どのような状況になったら自家移植が可能になるという基準も現時点で明確なものはないため、担当の先生との相談が必要となります。
2020.05.13up

Q31:末期がんの患者家族ですCOVID-19感染拡大により状況が一変し、在宅かホスピスか悩んでいます
患者家族・50代・前立腺がん・東京都

Q31:末期の前立腺がん患者の家族です。
ホスピスを検討していましたが、新型コロナ感染の拡大で状況が一変し、見学は不可、入院しても外出や外泊も不可となり、家族は最後まで面会できないと言われました。
しかしこのままでは、がんは進行してしまいます。
在宅かホスピスか検討中ですが、この状況でどうすれば良いのでしょう。
患者家族・50代・前立腺がん・東京都

A:
病院は、感染対策として人の出入りの制限が必須となっています。
感染対策と残された大切なご家族との時間をどこまで許容できるか、どこの施設も状況を見極めながらさまざまな工夫を試みられています。病院の状況も短期間で変化していきます。先週と今週の対応が変わる可能性もあります。遠慮せず、たびたび問い合わせをすることが大切かと思います。
現在の面会制限のため在宅療養を選択される方が増えているようです。在宅での対応については、往診医や訪問看護の対応が迅速にスタートすることが必要ですが、在宅での対応はそれぞれの地域により事情が大きく異なりますが、どのような専門家につながるのか、平行して情報収集や往診医などとコンタクトをはじめられていいと思います。
何よりも、ご本人の痛みなどのつらい症状への対応が行われることが大切です。ときには専門家よりもご家族の側で過ごされることが苦痛緩和の特効薬となることもあると思います。お住いの地域で活用できる専門家について、断ることは躊躇しなくていいので、繰り返し相談をしていただきたいと思います。
2020.05.11up

Q30:複数のがんになり6回手術を受けました。その際、放射線治療もしましたがCOVID-19に感染したら症状は重くなりますか
70代・胸腺がん、食道がん、胃がん、前立腺がん・広島県

Q30:過去に、胸腺がん、食道がん、胃がん、前立腺がんで、6回の手術を受けました。合わせて胸腺がんの手術の際、放射線治療を追加していただきました。COVID-19に感染したら、それらの影響は大きいでしょうか。

A:ご質問、ありがとうございます。
いただいた質問は、「放射線治療後に免疫力が低下してCOVID-19に感染したら症状が重くなる=重症化するのではないか?」という内容かと存じます。
こちらは、Q23のAnswerにありますように、日本放射線治療学会から「一般的な放射線治療でCOVID-19が重症化するほどの免疫力低下はほとんどない」と示されています。また、同学会の「がん医療および放射線治療FAQ」を見ていただきますと、ご心配されている点について解説されていますのでご参照ください。

4つの異なるがんに対して手術や放射線治療を受けられたとのことですが、いつ、どのがんに対してどういう治療をしたかによって、回答が異なる可能性があります。
放射線治療については時期、照射部位(範囲)、照射量などによって身体に対する負担、気をつけておかなくてはいけない点が変わってきます。例えば、胸腺がんの術後の残った腫瘍に照射したのか、予防的照射なのか、どのくらいの量を照射したのかなどによって、放射線照射の身体に対する副作用、副反応が違うということです。

ご心配な点、ご不安な点を明らかにして、主治医の先生に良くご相談されることをお勧めします。

参考:
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200420.pdf
https://jastro-covid19.net/patient/

*Q23:「放射線治療で免疫が落ちることはありますか」についてもご参照ください。(CNJ)

2020.05.11up

バイエル薬品株式会社

バイエル薬品株式会社
セルジーン株式会社

セルジーン株式会社
アムジェン株式会社

アムジェン株式会社
公開日:2020年5月7日 最終更新日:2020年5月29日