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化学療法による脱毛

1. 髪の毛だけでなく、全身の体毛に影響がでます
2. 多くの場合、抗がん剤による脱毛は一時的なもの
3. 個人差があるので、気になることがあれば医療スタッフに相談

脱毛は治療開始後2〜3週間で始まる

抗がん剤による化学療法は、毛をつくる細胞を傷つけ、脱毛を引き起こします。「脱毛」というと髪の毛がすぐにイメージされますが、抗がん剤の治療は全身治療ですので、髪の毛だけでなく、全身の体毛に影響がでます。

通常、治療開始後2〜3週間後で髪が抜け始めます。脱毛の程度は人それぞれですが、たいていの人は治療が終わると1~2ヶ月で再生がはじまり、うぶ毛のような毛が生え始めます。3~6ヶ月(早い人では2~4ヵ月)経過すると、ほとんど回復します。

髪が再生する時期、状態には個人差がある

多くの場合、抗がん剤による脱毛は一時的なものです。また、再生した髪が、以前と比べて毛の太さ、色、毛質(巻き毛だったり、ストレートだったり)などが異なることがありますが、時間の経過と共に治療前の状態に戻ることが多いと言われています。薬の種類、治療の組み合わせ、個人のからだの状況によって脱毛の時期や再生の時期は異なります。

同じ薬を使っても脱毛の程度が多い方、少ない方がいますし、薬によっては、頭髪にだけ作用しやすいもの等があるようです。個人差がありますので、気になることがあれば、医療スタッフとよくコミュニケーションをとるようにしてください。

主な抗がん剤の種類と脱毛が起こる程度

公開日:2013年9月14日 最終更新日:2013年10月4日
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