NPO法人キャンサーネットジャパン > COVID-19に関するがん患者と家族のためのQ&A > 「COVID-19に関するがん患者さんと家族のためのQ&A」~肺がん~

肺がん患者さんから寄せられたQ&A

Q43:マスクを装着し続けることでマスクに菌は繁殖しませんか。必ず装着していた方がよいでしょうか
40代・肺がん・大阪府

Q43:梅雨に入り、菌が繁殖しやすい季節にずっとマスクをつけていてかえって、菌がマスクに繁殖しないのでしょうか。そこに少量でもコロナが付いていたらかえって危険になるのではないでしょうか。マスクは建物や乗り物の中では必ず付けていた方がいいでしょうか。
40代・肺がん・大阪府

A:
[マスクを扱う際の注意]
・マスクを再利用する場合は、適切な洗濯が必要です。
・マスク使用中もマスクの表面を触らないなど、適切な使用を心がけてください。
・現在の首都圏では、他の人と十分な距離が保てない場合、マスクを着用することが推奨されます。
ただし、屋外など周囲の人と十分な距離があり換気の良いところでは、着用は必須ではありません。

[マスク着用の目的]
新型コロナウイルス感染症にかかってから症状が出るまでに、通常5日前後かかります。
現在までの研究の結果、症状が出始める前後の人が、最も周囲の人を感染させるリスクが高いことがわかっています。つまり、まだ咳などの症状がない人でも、周囲の人に感染を伝播させる可能性が高いということが知られています。
では、どのように感染させてしまうのかというと、話をする際に飛散する唾液中に多量のウイルスが含まれていることが知られており、発症直前の人の唾液中のウイルスを別の人が吸入することによって感染が伝播してしまいます。このため、唾液が飛散する範囲以内(約2m)に人がいるような場合は、マスクを着用することが推奨されています。これはあくまで、自覚も症状もない人が発症する直前であるかもしれないので、マスクを付けて、周囲の人に感染させないようにするためのものです。
感染していない人が、マスクをつけることによって、感染を防御できるかどうかに関しての十分なデータはまだありません。
現在、厚生労働省や米国疾病管理予防センター、世界保健機関などは、少なくとも流行地域においては、他の人と十分な距離をとれない場合はマスクを着用することを推奨しています。

[マスクの管理]
着用中のマスクの表面は、ウイルスで汚染される可能性があり、その取扱いに注意が必要です。
いったん着用したらマスクの表面には触れず、着脱は耳のゴム紐を触って行います。
外したマスクの表面で、周囲を汚染させないような注意も必要です。(速やかにごみ箱に捨てるか、袋などにしまう)
もしマスクの表面を触った場合は、速やかに手を洗いましょう。
世界保健機関は熱水(60℃)や塩素系漂白剤による洗濯を推奨していますが、米国疾病管理予防センターは通常の洗濯機での洗濯、手洗いであれば漂白剤を用いた洗濯を勧めています。

2020.06.11up

Q38:がんサバイバーは基礎疾患ありと認められますか
60代・食道がん、肺がん・千葉県

Q38:がんサバイバーは基礎疾患があると認められるのでしょうか。行政のホームページを見ると、症状が出てから検査して入院治療まで10日間位かかると書いてあります。早めに処置して貰えず亡くなっている方もいるようですので、大変不安に感じています。
60代・食道がん、肺がん・千葉県

A:
「基礎疾患」は、一般に肺気腫、喘息などの慢性呼吸器疾患、高血圧を除く心不全などの慢性心疾患、慢性腎疾患、慢性肝炎を除く慢性肝疾患、血液疾患、神経/神経筋疾患、糖尿病、小児領域(子ども)の慢性疾患、そして悪性腫瘍、慢性リウマチ、膠原病などの疾患や治療に伴う免疫抑制状態に分類されます。

一方、「がんサバイバー」とは、がん治療を終えた方だけでなく、がんと診断されたばかりの方や、治療中や経過観察中の方なども含む、すべての「がんを体験している、体験した人」のことです。

がんサバイバーの中で「基礎疾患」を有する方は、現在治療中もしくはその副作用等で免疫状態が下がって病悩されている方に絞られます。
従って、ご質問の「がんサバイバーは基礎疾患があると認められるのでしょうか」のお答えは、「いいえ」となります。
ご自分の免疫状態に心配、不安のある方は、主治医、かかりつけ医の先生に一度確認されると良いと思います。

いずれにしても、人と人との距離を取ること、外出時のマスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒の励行、家やオフィスの換気を十分にすること、十分な睡眠とバランスの良い食生活、適度な運動などで自己の感染予防対策をしっかりしていただくことが重要です。そして、ご自身が感染を避けるだけでなく、他の人に感染させないように徹底しましょう。

2020.05.27up

Q37:がん患者は治療中にワクチン接種をしても大丈夫ですか
50代・肺がん

Q37:新型インフルエンザが流行ったときは、次のシーズンにはワクチンができていたような気がします。今回の新型コロナウイルスワクチンも、早い段階でワクチンが摂取できるようになるのでしょうか。がん患者は治療中にワクチン接種をしても大丈夫でしょうか。
50代・肺がん

A:
COVID-19については、どのようなワクチンが開発されるかまだ分からない状態です。
ちなみにがんの患者さんのインフルエンザワクチンの予防接種については「国立がん研究センター がん情報サービス」の「がん患者さんのためのインフルエンザQ&A」をご参照ください。

がん情報サービス:
https://ganjoho.jp/public/support/infection/infulenza.html

2020.05.19up

Q35:掃除をするときに気をつけることはありますか
40代・肺がん・東京都

Q35:感染が怖いので、自分が触りそうなところはアルコールで拭くようにしていますが、感染予防として、掃除をする時に気をつけることはありますか?
40代・肺がん・東京都

A:
ご家庭内でよく触れる部分の清掃、消毒(ドアノブ、スイッチ、手すり、リモコン、電話、携帯電話など)は重要です。厚生労働省では、ご家庭にある次亜塩素酸ナトリウムの利用を勧めています。(塩素系消毒薬を自宅で作成される場合は正しい濃度で換気をした上で「物の表面」消毒に使用してください。濃い濃度は人体へ悪影響を及ぼすことがあります。次亜塩素酸ナトリウムを噴霧したり、いわゆる”空間除菌”などの用途に用いることは推奨されていません。)特にご家庭内に風邪の症状など体調不良の方がいらっしゃる場合には掃除の頻度を増やすこともお勧めします。加えて、外出からの帰宅後など手が汚れている場合は、ご家庭内のものを触れる前にしっかりと手を洗うことも重要です。

以下の厚生労働省や東京都感染症情報センターのウェブサイトが参考となります。(クリックするとPDFが開きます)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614437.pdf

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/respiratory/ncov/disin.pdf

2020.05.19up

Q25:タグリッソ服用中に感染したらすぐにPCR検査受けられますか
60代・肺がん・兵庫県

Q25:タグリッソ服用して約1年になります。 新型コロナウイルスに感染した場合、最初に主治医に報告しますが、すぐにPCR検査は してくれるのでしょうか。また、陽性の場合、アビガンの 投与はしてくれるのでしょうか。大阪府で6月ごろ 治験開始と聞いているワクチンを希望することは可能でしょうか。
60代・肺がん・兵庫県

A:
タグリッソの内服は新型コロナウイルス感染症のリスクを高めないと思いますので、まずは過剰に心配する必要はありません。PCR検査の適応範囲については議論のあるところですが、患者さんにとって大切な、「医療に必要な場合」はほぼ確実に検査可能です。「医療に必要な場合」とは、新型コロナウイルス感染症かどうかで、治療や対応が変わる状況です。
アビガンも本当に有効かどうかはまだ不明です。
現状では国が無償提供している施設も多いですが、有効性データも、抗がん薬であれば承認されない程度のものしかありません。治療を提案された場合は、メリットとデメリットをご検討ください。
ワクチンについては、「治験」ですのでメリットがあるかはまだ分かりません。がん治療中の方を対象とするかも分かりませんので、はじまった後に施設にお尋ねください。
より大切なことは、有効なことが分かっているインフルエンザワクチンなどを、確実に行うことです。

2020.05.07up

Q11:新型コロナ感染を疑われた場合、早期にPCR検査出来ますか
50代・肺がん・奈良県

Q11:私は肺がん患者です。肺がん患者が新型コロナウイルス陽性が疑われた場合、早期にPCR検査や感染初期に重症化リスクを下げるアビガン等の投与をしてもらえるのでしょうか。
50代・肺がん・奈良県

A:
日本では観察研究や特定臨床研究に参加している施設に入院すれば、軽症あるいは無症状のうちから研究としてアビガンを服用できる可能性があります(もちろん同意書にサインしてからです)。いずれの場合も妊婦さんはアビガンを服用できません。
 詳細続きはこちらをご覧ください。
2020.05.01up

公開日:2020年5月7日 最終更新日:2020年5月26日