告知を受けたとき

がんと診断されました。頭が真っ白で何も考えられません。

がんの告知など「悪い知らせ」が伝えられたときに生じる反応には次の3段階があると考えられています(図)。

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診断名を告げられた直後は、第一期の「衝撃の時期」にあると考えられます。何も考えられない、何をしてよいかわからないといった状況は、珍しくありません。しかし、これは通常の反応であり、現実に適応するための一段階です。つらい気持ちを一人で抱え込まず、ご家族や信頼できる友人、そして主治医に相談してみましょう。

参考資料

  • 国立がん研究センターがん対策情報センター編集・発行:がんと療養シリーズ.がんと心,p.5,2007
  • 大西秀樹:サイコオンコロジーの基本的知識 診断と治療 11:54-59,2009
  • 秋月伸哉 第Ⅱ章精神症状の評価とマネージメント1. がんの経過における正常反応と精神症状.:専門医のための精神科臨床リュミエール24. サイコオンコロジー,大西秀樹責任編集,pp.40-48,中山書店,東京,2010