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かつら・ウィッグの選び方

1. 自分のライフスタイルに合った使いやすいウィッグを選ぼう
2. 看護師さんや経験のある方に相談
3. 購入前にウィッグの素材や製品の特性、ケアの方法をチェック

ライフスタイルに合ったウィッグの選択を

パンフレット

自分にとって使い勝手の良い医療用かつらを選びましょう。良いかつら=高い製品 である必要はまったくありません。何よりご自分のライフスタイルに合った、使いやすいウィッグを選びましょう。 購入なのか、一時的なものなのでレンタルが良いのか、よく考えて決めましょう。病院には外来や化学療法室、医療相談支援室などにたくさんの会社のパンフが置かれています。いくつか候補を選んで、看護師さんや経験のある方に相談したりするのも良いことです。

手厚いケアをしてくれる販売業者を選びましょう

ただし、医療用かつらは長期間使いますのでケアが必要になります。売りっぱなしでなく、いつでも相談できる体制を取っているところや、自社でサロンを展開しているところなど、そして試着だけでも気持ちの良い対応をしてくれる会社を選ぶと安心です。

素材や製品の特性を理解しましょう

パンフレット

また、素材や製品の特性を知っておくことも、ウィッグを選ぶ時には大切なことです。人工毛や、MiX毛でお手入れが楽と言われたのに、ピーリングを毎月のばしに行かなくてはならなかったという事もよく聞きます。医療用と謳っていますが、今のところ日本では規定はありません。各社がそれぞれ自社の基準を決めているというのが現状です。購入する時に、治療の妨げにならない構造、通気や快適さを追求しているか、肌が敏感になっているこの時期、素材や染料などに気配りをしているかなど、聞いてみましょう。きちんと説明してくれるところは安心です。

購入 レンタル
オーダー セミオーダー 既成品
購入ポイント
  • 自分のイメージ通りに作れる
  • 頭の形を忠実に再現するために採型
  • スタイル、カラー、毛長、毛質など希望通りに選べる
  • 値段は既製品に較べ高め
  • ノーカット、ノースタイリング状態で購入
  • 希望のスタイルを作ってもらう
  • 価格は既製品とオーダーの中間からオーダーに近いところまでさまざまでメーカーや販売店によってばらつきがある
  • さまざまなメーカーから出ている
  • スタイルも、各社数スタイルを提供
  • 使用期間が長くても2年くらいなので、比較的安価なこのタイプを購入される方が多い
  • ドールウィッグに近いものから高級品まで
  • いくつかのスタイルから選ぶ
  • セミオーダーのように、お顔や希望に合わせてカットしてくれる所もある
  • 新品が借りられる
  • 1日単位、月単位で安価借りられるグレードとしては一般的な製品が多いが、高級品を扱う会社も有り
購入場所
  • かつらメーカー直営サロン
  • 病院内サロン
  • 病院、自宅出張
  • かつらメーカー直営サロン
  • デパート
  • 病院内サロン
  • かつらメーカー直営サロン
  • デパート
  • 病院内サロン
  • 美容室
  • 通販
  • 病院内サロン
  • 美容室
  • 通販
価格 約19~40万円 約10万円~ 約5,000円~ 1日単位約250円
(初期費用あり)
修理
  • 保証期間有り
  • 購入サロンで相談に応じる
  • 保証は会社により
  • 購入サロンで相談に応じる
  • 保証期間無し
  • 修理できる会社は少ない
  • 購入先に問合せ
  • できない所が多い
  • メーカーが運営していれば、対応してくれることも有る
アフターケア
  • 購入サロンでケアのサービスも有り
  • サービス期間後は有料も多い
  • 購入サロンで有料でケア対応
  • 購入先に問合せ
  • 購入サロンで有料で対応してくれる所も有
  • ほとんどが売りっぱなし
  • 購入サロンや、提携サロンで
  • 郵送で対応するところもある
メリット
  • 脱毛前のイメージを変えたくないなどの要望に応えられる
  • 自然で、快適に作れる
  • アレンジができる
  • 比較的思うようなスタイルを作りやすい
  • 即日から3,4日で納品
  • スタイルができているので選びやすい
  • 即日持って帰れる
  • 比較的安価
  • サロンに行かなくても宅配で試着できる
  • 経済的な負担が少ない
  • 脱毛の状況に応じて手軽に借換えができる
  • 不要になったら返品ができる
デメリット
  • 高額
  • 納期は40~60日
  • 素材は選べない
  • 高額な会社もある
  • 医療用に適さないものもある
  • 宅配だと思うようなカットにならない事も多い
  • 直営サロンや提携サロンを持つところは少ない
  • 最短でどの位借りられるか、保証金や2年分前払い制度の有無の確認が必要

男性とお子様のウィッグは、特に事前準備をしっかりと

男性用の医療用ウィッグや、お子様用は種類があまり多くないので、病院でカタログを集めるなど、事前準備をしっかりと。男性は女性に比べて比較的利用期間が少ないようですし、お子様も成長に合わせたウィッグを選びたいので、社会貢献価格で出しているメーカーや、レンタルの情報も看護師さんや、医療相談室などで相談すると、良いアドバイスがいただけるかも知れません。
→男性医療用ウィッグについて詳しくはこちら

ウィッグ素材の選び方

素材には人毛、人工毛、MIX毛があります。
それぞれ特徴がありますので購入の時に聞いておきましょう。

人毛 人工毛 MIX毛
  • 自然
  • 肌に優しい
  • パーマやカラーもOK
  • 化繊アレルギーなどが出にくい
  • 洗髪時に注意が必要
  • お手入れが簡単
  • 軽い
  • 静電気やピーリングが起りやすい
  • それぞれの良いところを取っている
  • MIX人毛の割合が少ない場合や長期間の使用、ドライヤーなどで、ピーリングが起りやすい

 

公開日:2013年9月14日 最終更新日:2013年10月17日
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