かつらを選ばないという「選択」 | 化学療法をしたみんなに脱毛のことを聞いてみた TOPに戻る

かつらを選ばないという「選択」

1. 脱毛と正面から向き合うのもあなたらしさ
2. 『つける』『つけない』という2択で考えない

帽子・バンダナによる脱毛対策

ウィッグ・かつらの効果

脱毛は性別を問わず、想像以上につらいものです。女性は髪の無い自分を想像するだけで悲しくなりますし、男性は脱毛することで職場や地域など、周囲の方たちに心配をかけないため、仕方なく医療用かつらを使う方もいるのです。お子様にあっては、せっかく体調が良くなって久しぶりに登校したのに、好奇の目がつらくて学校に行けなくなることも良くあることです。

そんな時に医療用かつらは、QOLの向上などと言う言葉以上の効果を与えてくれます。鏡に向かう事さえ嫌だった女性が、何気なくウィンドウに映る自分をみて髪を直す。そんな自然なしぐさが戻ったり、職場や周囲の方達から、髪が無いことで病気が良くなっていないという誤解から解放される。ウィッグを付けたお子さんが、美容師さんのかわいいね!と言う言葉に、笑顔を取り戻す、などまさにミラクルが起きるのです。

自分に合った生活しやすい選択肢を

だからと言ってどうしてもかつらを使う必要はありません。とても便利だけれど、かつらをつけることで本来の自分でなくなるような感覚になる方もいらっしゃいます。ご自分のポリシーで、病気と闘った証しとして脱毛を受け止め、髪が戻る時期を待つと言う選択も潔くて素敵です。

日常の生活では、夏の暑い日や頭部を保護した方が良い時に、帽子や男性ならタオルを巻いたりすることで問題なく過ごせます。 ご自分がどうしたいのか気持ちの整理をした上で、かつらをつけない選択も『あり』なのではないでしょうか。

そして、『つける』あるいは『つけない』という2択ではなく、もっとフレキシブルに、人生の節目のイベントや、免許の写真など、どうしても髪が必要なこともあるでしょう。そんな時には短期でも借りられるレンタルと言う便利なシステムを利用して、生活しやすい選択肢を上手に見つけて行きたいものです。

公開日:2013年9月14日 最終更新日:2013年10月4日
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