がんサバイバーの声を聴こう

“Over Cancer Together~がんを共にのりこえよう~”

8/8(Sat) 13:00-15:50 秋葉原UDX 4F ゲストルーム E

Session1 父親として、独りもんとして、女性として、様々な立場での闘病、そして新たな一歩

父として、ひとりものとして、女性として、様々な立場のそれぞれのがんの苦悩と、そこからソーシャルメディアでの発信や患者会立ち上げ、といった新たな一歩を踏み出した、出そうとしている3人のお話です。

永江 耕治

ソーシャルメディアが運んでくれたキャンサーギフト

がんになって、父親として家族のために死ねない、と思った。闘病中は、ソーシャルメディアを使ってがん闘病を発信した。それがのちの人生を豊かにしてくれた。

永江 耕治(ながえ こうじ)

精巣がん経験者

1973年生まれ。中央大学大学院戦略経営研究科修了。2010年8月、株式会社エーピーコミュニケーションズに勤務しながら社会人大学院にも通学をしていた36歳のとき精巣がんとなる。摘出手術と2度の抗がん剤治療を受けるも、寛解し、2011年1月に職場復帰。現在は、社会人大学院生向けにがんについて考える啓蒙活動、中学校での講演、がん患者の就労支援についての研究プロジェクトへの参加など、企業の人事責任者・がんの罹患者の2つの立場を活かして活動中。

鈴木 かおり

ひとりで生きている人限定患者会

ひとりもん、ならではの不安がある。だったら自分で未婚・離婚・死別・別居・家庭内離婚・単身赴任…etcを問わず、ひとりで生きているがん患者のために特化したひとりもんのための患者会を立ち上げよう!

鈴木 かおり(すずき かおり)

乳がん経験者

未婚・離婚・死別・別居・家庭内離婚・単身赴任…etcを問わず、「ひとりもん」のがん患者に特化した支援・研究・連携を構築するため神奈川県相模原市立市民大学交流センター「ユニコムプラザさがみはら」にてシェアードオフィス開設。45歳の時、乳がんを発症し、治療(フルコース)に専念するため傷病退職。 1.術前抗がん剤6カ月投与 2.乳房温存手術 3.放射線療法。
2008年より神奈川県相模原市傾聴ボランティア「ダンボ」活動参加。2009年神奈川県傾聴ボランティア連続講座受講。2011年神奈川県立がんセンター患者会コスモス「ひとりで頑張っている人のための集い(ひとりもん)」発起人。2012年、2013年RFL山下公園実行委員。「チームひとりもん」代表。2013年「ひとりもん」代表として横浜市議会がん議員連盟会意見交換会参加。2015年神奈川県相模原市精神保健ボランティア連続講座受講。2015年4月神奈川県相模原市立市民大学交流センター「ユニコムプラザさがみはら」にてシェアードオフィス開設。ピアサポート活動を通じて、ネットワークを広げている。

澁谷 佳世

若い女性のための患者会

ひとりの女性として妊娠出産の夢が断たれたこと、体が変わったことへの苦悩があった。でも、欲しい支援が得られなかった。だから、同じような若い女性の支援をしようと、若い女性のための患者会を立ち上げた。

澁谷 佳世(しぶたに かよ)

子宮頸がん経験者

2012年、29歳で子宮頸部の腺がんIb2期の宣告を受ける。病理検査の結果、データの無い粘表皮癌だと判明。藁にもすがる想いで全国の病院を7つもまわったが、命を救う方法は一つしかなかった。その結果、子宮と卵巣の全摘出及び、抗がん剤治療を受けることに。1ヶ月にわたる腫瘍熱と2度の合併症を乗り越え、今に至る。出産の夢を絶たれ、身体が変わってしまったことで、深い喪失感と孤独に打ちひしがれる日々。そんな中で、同じように悩む若い女性の為の患者会『Ladies Reborn』を2013年11月に設立。婦人科がんの治療によって、出産経験がないまま不妊になってしまった、20代~30代の方が対象。全国初の取り組みということもあって、沢山の若年女性が集って想いを分かち合ってくださる場になりました。国立がんセンターのがん対策応援団として活動したり、講演活動を行っています。

宗像 若菜

モデレーター

Over Cancer Together 第一回サバイバー・スピーキング・セミナー参加者。2013年12月Over Cancer Together キャンサー・サバイバー・フォーラムにて講演。

宗像 若菜(むなかた わかな)

軟部肉腫経験者

初めまして。宗像若菜(むなかたわかな)と申します。名古屋市在住の34歳です。1996年、高校2年生の夏休みに軟部肉腫(臀部)と診断され、3度の手術と化学療法(1年間)を経験しました。再発・転移もなく完治に至った矢先に、今度は肺に腫瘍が見つかりました。現在経過観察中ですが、このことを機に「がんと共に生きていく」覚悟が決まったように思います。がんと向き合うことは、決して楽なことではありません。けれど、なんでもない毎日に感謝ができ、生きていることの喜びを感じられるのは、がんを経験したからこそです。闘病中に意識していた「苦しい時こそ笑顔をつくる」が、現在の生活信条となっています。がんになっても、希望や自信をもって生きていける社会になることが私の願いです。その為にがんを経験した自分だからこそ出来ることは何なのかを、模索している最中です。一緒にがんを乗り越えましょう。

Session2 がんと妊孕性

若い世代のがんの治療が生殖機能・妊孕性に与える影響とそのことに対する必要な支援についてお話頂きます。

佐藤 崇宏

がんと性

治療のことで頭がいっぱいだった私は将来の妊娠のことまで頭が回らなかった。私はこのことをとても後悔している。がん治療のその後の生活、人生を考えるとき、身近な人と性についても語り合う勇気を持つということを伝えたい。

佐藤 崇宏(さとう たかひろ)

精巣がん経験者

1993年生まれ。高千穂大学経営学部在学中。2014年1月、大学受験浪人中に精巣腫瘍が発覚。摘出手術と抗がん剤治療を受け、現在経過観察中。同年4月同大学入学。同年6月より、がん体験者ならではの悩みに対して問題意識を持ち、自らの経験と同年代体験者の経験を発信すべく活動を開始。がん体験を通して「生きる」ことの本質を見つめるべく試行錯誤中。

牧野 あずみ

妊孕性温存経験者として私の体験

偶然がんになる前に妊孕性温存について知り、温存できた。しかし、このことを知らない人も多い。適切なタイミングでの情報提供や意思決定支援、心のケアが必要。

牧野 あずみ(まきの あずみ)

乳がん経験者 

2002年名城大学薬学部薬学科卒業、名古屋大学大学院医学系研究科修了(医科学修士)
総合病院に就職し、糖尿病療養指導チームに参加、チーム医療のすばらしさを知る。結婚後は大学病院にて消化器内科病棟を担当。栄養サポートチーム専門療法士として、栄養管理に従事。キャリアを重ね、妊娠を意識しはじめた頃に、子宮筋腫が見つかり、腹腔鏡下で摘出。その後、自然妊娠。産後に乳腺外科クリニックへ復帰した矢先に自身の乳癌が判明。乳癌の薬物治療で使用される抗がん剤により妊娠が難しくなる可能性があることを知り、悩んだ末、体外受精を決断。今後は自分の人生を楽しみつつ、患者と医療者との架け橋となるような活動をしていきたいと考えている。

大西 歩

男のようで男じゃない?!

治療後ずっと後になって調べて不妊がわかった。相談したくても、独身男性の不妊カウンセリングは見つけられなかった。独身男性も不妊カウンセリングを必要としています。

大西 歩(おおにし あゆむ)

脳腫瘍・小児がん経験者

1986年生まれ(現在28歳)。中学3年で脳腫瘍初発、高校2年で再発し現在は寛解状態。高校受験の直前の11月末に脳腫瘍を発症するが抗癌剤治療のタイミングを調整したりしてなんとか高校合格。復学後、同級生との価値観の違いに悩みつつ学生生活を送るが、2年生の終わりも近づく12月に再発。約一年間の療養で寛解状態となる。通信制の高校に転校し卒業。その後、予備校を経て大学に入学するが結局退学する。社会人となるが今年5月に退職。次の仕事に就くことも考えたが、学生時代に憧れた自転車での日本一周旅行がしたくなり現在準備中。Japan for Live Strong脳腫瘍リーダー

岸田 徹

モデレーター

Over Cancer Together 第一回サバイバー・スピーキング・セミナー参加者。2013年12月Over Cancer Together キャンサー・サバイバー・フォーラムにて講演。厚労省委託事業「がんと診断された時からの相談支援事業」検討委員、ブロガー、「がんノート」プロデューサー。

岸田 徹(きしだ とおる)

原発不明胎児性がん経験者

1987年大阪府生まれ。27歳。大学在籍時に「世界で活躍したい」という想いから、世界一周を敢行。卒業後、渋谷のWeb広告会社に入社して1年半が過ぎたころ、頻繁に体調を崩すように。半年間の放置の後、4つの病院を渡り歩いた結果、約4000万人に1人の確率で発症するがん(原発不明胎児性がん)が全身に転移していることが発覚。1年間で3種の抗がん剤、2度の手術を経て、現在は経過観察中のがんサバイバー1年生。また手術後に「全身がんの闘病さえも楽しめた自分の考え方」が誰かの役に立てるのではないかと考え、ブログでの情報発信を開始。開始2ヶ月弱で「にほんブログ村病気ブログランキング」にて11,197あるブログの中から1位を獲得(2013年6月度)し、現在月間閲覧数は平均50万PV、がん専門雑誌にて当グログも特集された。「これから一緒に皆さんと勉強していきたいので、気軽に話しかけてもらえたら嬉しいです!」

Session3 がんと仕事

がんになったら仕事はどうするべきなのか。収入は?がん患者が仕事を続ける上で必要な支援は?患者の心構えは?仕事に関する体験談をお話頂きます。

松崎 匡

がんになっても働きつづけるために〜あわてるな、そんなに急には死にません〜

がんになって慌てて退職し後悔した。がんになっても働けるのに辞めてしまう人、病状が悪いのに無理をしてしまう人がいる実情。必要な対策と患者の心構えとは?

松崎 匡(まつざき ただし)

肝細胞がん経験者

1969年生(46歳)福祉専門学校の教員だった40歳の時にがんと診断される。診断された時点で教員を即座に退職するも回復。その後研修・各種講座講師として働くが「やりたいことはやってしまえ」と福祉事業所を起業。その後も再発を繰り返し、肝右葉切除。その時に「あと半年」と告げられるも2年半生存。肝動脈塞栓療法、分子標的薬などの治療をしながら、度重なる合併症での入院を繰り返している現役患者。
起業した会社は後を引き継いでもらおうとしたが、叶わずに退任。その後は治療の合間に「少しでも社会参加する機会を。」と現在の会社を立ち上げ、介護事業所の運営アドバイザー、起業相談、研修講師などをする傍ら「介護福祉士暗記マスター(中央法規出版)」などの執筆「けあサポ」(サイト上)での連載コラムなどの執筆活動も行っている。

砂川 未夏

がん患者がキャリアに上手に向き合うためには

医療が進み、がんになっても生きられる。それは、治療して終わりではなく、その後も人生が続くということ。カラダを治療した後どう生きるか。がんになっても自分らしく生きる・働ける社会に向けて、キャリアカウンセラーの視点から提案したい。

砂川 未夏(すなかわ みか)

血液がん・乳がん経験者

2003年7月、29歳の時に悪性リンパ腫(ホジキン)と診断される。化学療法と放射線治療後、職場復帰するものの副作用でこれからの働き方や生き方について悶々としていた時にキャリアカウンセリングと出会う。2007年よりキャリアカウンセラーとして、「自分らしくイキイキと働く・生きる」を応援するべく、企業、行政、大学等でキャリア支援や就転職支援に携わる。その後、2014の7月、40歳の時にトリプルネガティブ乳がんが見つかり、今年の3月末に手術と化学療法を終え、先月末に乳房再建のシリコン入替手術を行う。
10年の経過観察を終え、病気になっても安心して暮らせる社会の実現を目指して活動を始める。2013年より働きたい・働くがん経験者向けのパワーチャージカフェ、2014年より支援の輪を広げるべくキャリアカウンセラー団体と連携して支援者向けの勉強会を開催している。
Facebook「キャンサーキャリア-Cancer Career-」より情報発信中!

坂本 裕明

働き盛りのがん

がんになって勤務先に告げたら退職勧奨された。会社の対応が不当なものであると判断できる知識があったらサインしなかった。今は働き盛りのがんが増えている。自分の身分を守るため、準備すべきことを体験から話したい。

坂本 裕明(さかもと ひろあき)

上咽頭がん経験者

1966年生まれの49歳。2011年に上咽頭がんを発症。ステージⅢ。約4ヶ月の入院で化学療法・放射線治療を受ける。当時の職場にがんであることを伝えると、最初は治療を頑張るよう言われたが、治療開始後に退職勧奨され退職となる。その後の就職活動では、面接前にがんであること、通院の必要性を説明すると門前払いの日々が続く。失業給付金の打ち切りを目前に、自分で自分を雇うと意を決し、整体院を開業。
また、「自分と同じように苦しんでいる人たちがいるはずだ。そいう人たちを支援したい」という気持ちが芽生え、2012年に友人たちと「がん患者支援ネットワーク」を設立。市民公開講座やメディアを通じ、がん患者の置かれている状況、就労の問題、医療者とのコミュニケーションの問題などを社会へ発信。また、「当事者自らが発信し世の中をかえていく」という思いを強く持ち、自身の経験を話し、仲間をつくり、「がん患者と家族が安心して人生を送れる社会の実現」のため、現在奮闘中。

久田 邦博

モデレーター

Over Cancer Together 第一回サバイバー・スピーキング・セミナー参加者。2013年12月Over Cancer Together キャンサー・サバイバー・フォーラムにて講演。研修ファシリテーター&薬剤師。

久田 邦博(ひさだ くにひろ)

慢性骨髄性白血病経験者

カウンセリング、コーチング、そして、ヒーリングスキルを使ったピアサポートは本音を語りながら心が癒されていく。患者会講演では病という呪縛からサバイバーの心を解放させ生きる力をみなぎらせる。『愛と癒しの魔法使い クニー・ポッター』と呼ばれている。得意な呪文は「しあわせです。感謝」

公開日:2015年6月6日 最終更新日:2015年11月9日