NPO法人キャンサーネットジャパン > 未分類 > 非公開: 答えが出ないこと。

今日は連休の谷間の平日ということもあり、

何だか周りは静かです。

先日、最近お父さんを癌で亡くした友人と久々に会いました。

罹患された当初から色々と相談を受けていたので、

大方のことは聞いていました。

彼女はまだ実感として湧かないような感じでいました。

今までの治療の経緯や入院中の出来ごとなど、

納得がいかない事や不信感で一杯になったことなど

胸の内を話してくれました。

後になって”あれで良かったのかなぁ”とか後悔した事もあったと思います。

でも、どれが正しくてどれが間違っていたかなんて、

数学のように答えがきちんと出せるもの以外は出せないのではないかと・・・。

友人の話を聞いているうちに私の遠い遠い記憶が蘇ってきました。

まだ小学生の低学年だった頃、祖母が胃癌になり

こそこそと両親ががん告知について話していたのを思い出しました。

当時は今のように癌告知はほとんどされていない時代でした。

両親は告知はしない方針でしたが、

当の本人は胃を全摘された事は聞かされていた為、

気づいていたようです。

嘘を聞かされ親に詰め寄っていましたが、それでも親は否定していました。

親は本人のショックを考え決めた事でしょうが、

自身がサバイバーになり重ね合わせて考えると

本当に良かったのだろうか?と今になって疑問に思えてきました。

勿論、年齢やその人の性格など状況によって変わるかも知れませんが、

その人のこれからの人生、どう過ごすかは本人次第。

祖母も残された老後を楽しく生きたいと思っていた事でしょう。

結局は94歳まで再発する事もなく生きたので、満足だったかも知れない。

でも、術後からある程度の期間まで、どのような心理状況で暮らしていたのでしょうか。

告知する事が全てよい事とは言い切れないでしょうが・・・。

本人と家族とでは思いが違う事も多いでしょう。

なにがベストなのかは分からない。

答えの出ないところで悶々としている事も多々ありますよね。

きっとこれからも、答えがでない事に遭遇しながら

生きて行くのでしょうね。