非公開: それぞれの思い。

MAYUMI MAYUMI
投稿日:2014年7月11日

いつの間にか今年も半年が過ぎ去っていき、あっという間に7月に突入していますが年々、月日の流れの速さに驚かされています

そんな中、心だけは数年前から止まってしまいなかなか前に進みきれない友人が2人います。

一人は病気でお父さまを亡くした友人、そしてもう一人は突然、病に倒れそのまま彼氏を亡くした友人。

一人はお父さまの病気の事で色々と相談を受けたり、話を聞いたりしていました。彼女なりに一生懸命に勉強し、いつかその時が来るであろう事も覚悟しながら温かく見守りつつサポートしていました。

でも残念乍、彼女やご家族に取って納得のいかない死を受け入れなければいけなくなりました。いつも気丈な彼女ですが、やはり家族の前では弱音や愚痴みたいな事は言えなかったのでしょう。会った時に一気に心の中のものを吐き出す時があります。そんな時はいつも唇が震えているのです。家族ではない他人だから話せたのでしょう。

そしてもう一人の友人は、何の前触れもなく彼氏に先立たれてしまいました。彼女からの急な電話に私も何と答えていいのか分からなかった事が今でも鮮明に思い出されます。

2人が深い悲しみに暮れていたのは同じような時期でした。

あれから数年経ちますが、私に出来る事といえば話を聞く事くらい・・・。本当の辛さを理解できるはずもなく、余計な事は言わずに話しつきるまでずっと寄り添うことくらいでしょうか。

でも先日、ある一言で”カチン”と来た事がありました。

急に彼を亡くした彼女が「最後のお別れもきちんと出来ないのなら、病気で死んでくれた方が少しは救われた・・」と。どちらかと言えば病気の方が良かったと・・・。

確かに彼女の言いたい事は分からなくもないです。が、そう簡単には死ねないですよね。

彼女からしたらそう思うでしょうが、治療するにも辛い事も一杯あります。それは、お父さまを亡くした彼女が「本人も辛いと思うけど、それを見ている家族も辛い」と。

私の友人が乳がんで亡くなった時、彼女は転移が分かった時に治療をする事を選択しなかった様です。体の異常に気付いた時に寝込むまで病院にも行かなかった様です。人によっては「何で?」と言われた方もいました。でも治療に随分と苦しい思いをした彼女は「もういい・・」と思ったのかも知れません。

人それぞれ、生き方が違いますよね。死生観とか。本人と家族とも思いが違う事も多い・・・。

先日の小松武幸さん原作のドラマが放映されていましたが、彼女たちの事が一杯頭の中に浮かんできて、私なりにとても複雑な思いを抱いて見ていました。

今、大阪で乳癌学会学術総会が開催されています。「少しでも良い結果が出る治療を」と先生方も懸命に研究、臨床をされておられます。患者さんも多く参加されているので、希望を見つけ出しておられる方もいるでしょう。

でも、どれだけ治療が進んでも、どう生きるかはその人次第だと思います。だから決して否定する様な事はしてはいけないのでないかと。(アドバイスなどは別ですが)

人それぞれですから。