非公開: 卵巣がん向けの冊子を制作しました

既に、プレスリリースも行いましたが、先日、「卵巣がん」患者向けの冊子を、東京慈恵会医科大学の落合 和徳教授の監修の元、制作:NPO法人キャンサーネットジャパン、制作協力:日本イーライリリー株式会社・MBS毎日放送の協力を得て完成できました。

この冊子の制作は、これまでのスキームとは異なり、通常は製薬企業がエージェンシーに作成を依頼し委託制作され、通常、MRさん(病院担当者)が配布するというものですが、この冊子はNPOであるCNJが制作責任を持ち、CNJ Team Multi Media(編集・ライター・デザイナー・イラストレーター・WEBデザイナーなど)が制作し、日本イーライリリー株式会社さんには近年の卵巣がんの治療他についてレビューを協力頂き、またMBSさんには卵巣がん患者さんの声を集めて頂きました。

できあがった冊子は、これまで通り日本イーライリリーのMRの皆さんから医療者に配布される他、CNJでは主として全国にある388のがん診療連携拠点病院に郵送し、MBSさんではこの冊子についてニュースで取り上げて頂きました。恐らく、リリーさんだけでも、CNJだけでも、MBSだけでやっても、届く範囲は限られていた事でしょう。

幸いな事に、医療者からは「とてもニュートラルで、看護師さんが患者さんに説明するのにも最適であり、よく協力してできている」との評価を頂き、制作関係者一同、安心しています。このような冊子は、制作する事ではなく、どれだけ効率よく情報が必要な先に届くかを考えないといけないと思っています。

なぜ、「卵巣がんか?」。私の大好きだったおばさんは「卵巣がん」。会社員時代、初めてありがとうと言われたのが「卵巣がん」の患者さん。私の会社員時代に青春をかけて取り組んだ抗がん剤の初めての適応症は「卵巣がん」。勝俣先生が初めて取り組み、少なからず関与した日本で初めての大規模比較試験も「卵巣がん」。写真は、この冊子の監修:落合先生です。

この会議で「子宮体がん」、「子宮頸がん」バージョンの制作も決定しました。

NPO法人キャンサーネットジャパン 事務局長 柳澤 昭浩

柳澤 昭浩
著者プロフィール:柳澤 昭浩

18年間の外資系製薬会社勤務を経て、2007年1月よりNPO法人キャンサーネットジャパン事務局長。 抗がん剤を扱う企業人として、日本のがん医療が抱える問題点を実感。日本においても、海外(特に米国)におけるcancer patient advocacy(患者支援・擁護活動)を実現するため、がん医療に関与する様々なステークホルダーとのネットワーク構築・協業を目指し、がん医療に貢献できる自立したNPOにすべく活動している。 >>Twitterアカウント >>Facebookアカウント